症状・発作
【全般発作】
全般発作の症状について
発作の始めから脳波の異常が脳全体に及ぶときに起こる発作です。発作直後から意識障害、運動症状が出現します。遺伝的要因がある場合が多いといわれています。
全般発作には、以下のようなものがあります。
欠神発作
欠伸発作は、突然意識を失い、数十秒後に意識が回復するように終了する発作です。典型的な症状は、放心状態で眼球を上転させ、まぶたをパチパチさせることです。患者は呼びかけに応じず、そばに人がいることもわかりません。発作が回復すれば、元の動作を再開できます。意識が途切れた自覚がある場合とない場合があります。
| 種類 | 症状 |
| 定型欠神発作 | 数秒から数十秒の意識障害が突然はじまり、脱力、強直、自動症、自律神経障害といった症状が合併してあらわれます。まれに数日間にわたり発作が持続することもあります。 |
| 非定型欠神発作 | 定型欠神発作と同様に複雑な症状があらわれます。発作の始まりと終わりがゆるやかであることが特徴です。 |
ミオクロニー発作
突然無意識にピクンと筋が収縮します。一瞬なのでわからないことが多いです。頭や腕などによくみられます。ときに連続しておこることもあります。思春期に後発しやすい発作です。
なお、寝入りにピクっとするものは入眠時ミオクローヌスといい、誰にでもおこります。
間代発作
意識消失とともに全身及び四肢の筋肉が左右対称にガクガクとけいれんを起こす発作です。人によって数分~数十分、1時間以上続くこもあります。
強直発作
意識消失とともに、全身及び四肢の筋肉が左右対称に強直けいれんをおこす発作です。典型的なものは、両肩を持ち上げ、頭部は前屈し、口をへの字にするような発作が起こります。発作の発見時にチアノーゼ(唇や爪が青紫色)が見られることもあります。発作の連続して起こることも特徴のひとつです。軽度の場合は、睡眠中に目を開けるだけのこともあります。
強直間代発作
てんかん大発作といわれるものです。叫び声が生じやすく、意識を消失し、左右対称性の強直けいれんをおこします。その直後に全身の筋肉の収縮と弛緩を繰り返す間代性のけいれんに移行します。このあいだに、口の中をかんだり、発汗、尿・便失禁、顔面蒼白、といった自律神経症状がでることがあります。
また、発作後は、頭痛や嘔吐、吐き気がみられることもあれば、自然睡眠に移行したり、興奮状態になったりすることがあります。
強直けいれんと間代けいれんの割合はさまざまで、すぐに間代けいれんに移行する人もいれば、反対に強直けいれんが長く続く人もいます。転倒やケガ、やけど、交通事故などに注意する必要があります。
脱力発作
この発作を持つ人はそれほど多くないといわれていますが、治りにくく、転倒によるケガの危険が多いのが特徴です。突然全身の姿勢を保つ筋肉の緊張が低下あるいは消失します。起立時には転倒してしまいます。なかなか防止が難しいですが、転倒によるケガには注意する必要があります。















