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症状・発作
【部分発作】

部分発作とは

脳波の異常や発作の始まりが脳の一定部位に限定されるものです。部分発作は、単純部分発作、複雑部分発作、二次性全般化発作に分かれます。

単純部分発作の症状

主に意識障害をともなわず、発作の終了まで意識があります。発作の始まりの症状は同じ患者であれば、原則として同じであることが多いです。発作の時間や広がり方は人によってさまざまで、すぐにおさまるひともいれば、2番目症状、3番目症状に移行していく人もいます。以下のような発作症状が一般的です。

運動兆候の症状

発作 症状
焦点性運動発作 顔面、頬、舌などのけいれん
ジャクソン型発作 手→腕→下肢、口角→腕→手と同側のからだを巻き込んで発作が拡大する。発作後にマヒを残すことがある
回転発作 焦点部位と反対に両目、頭を向ける
姿勢発作 焦点側と反対の上肢を挙げ、それを見上げるように頭部、眼球を回転させる
音声発作 同じ言葉を繰り返す、叫ぶ、言葉を話せなくなる

体性感覚の症状

発作 症状
体性感覚発作 からだの一部がしびれる、ぴりぴりする
視覚発作 せん光が走る、視野が曇る、視野が狭くなる
聴覚発作 単純な音が聞こえる、難聴
味覚発作 苦味、酸味を感じる
嗅覚発作 さまざまなにおいを感じる
めまい発作 めまいがある

自律神経症状

頭痛、悪心、嘔吐、腹部不快感、血圧の上昇、瞳孔散大、くしゃみなどがみられる

精神症状状

発作 症状
言語障害発作 言葉を話せなくなる、意味を理解できなくなる
記憶障害発作 健忘、既視体験、未視体験
認知発作 夢をみている体験、無理やりにあることを考えさせるように感じる
情動発作 不安感、恐怖、怒り、多幸感
錯覚発作 変形視、巨視症、小視症
構成幻覚発作 人の声や動作が意味を持ち、情景や音楽などが聞こえる

複雑部分発作(側頭葉発作)の症状


発作時に意識障害があるのが特徴です。単純部分発作から移行してくるものと、最初から意識障害を伴う発作があります。意識障害は数十秒から数分間に及び、はじまりとおわりがゆっくりしています。からだを奇妙に動かす自動症を示すこともあります。
典型的なものには以下のようなものがあります。

発作 症状
側頭葉起源の発作 多くの場合、意識消失後、一点をみつめ、その後意識を回復しちていきます。数分で回復する人もいれば、30分以上かけて回復していく人もいます。
もうろう状態のときは、周囲から見れば普通にみえますが本人は記憶がないことがあります。介護者は発作直後に記憶があるのかどうかを知っておく必要があるでしょう。炊事中、入浴中、外出中などは特に気をつける必要があります。
意識消失中は、口の付近で不自然な動きを伴う人もいるようです。
前頭葉起源の発作 短時間で激しい動きをすることが特徴です。腹ばいのままぴょんぴょん跳ねたり、くねくねしたりします。発作後のもうろう状態も伴わないといわれています。睡眠中に出現しやすく、頻度が多いようです。意識についてはある人もいますし、ない人もいます。

二次性全般化発作

多くの場合、強直発作・間代発作などが起きます。
硬直発作は、全身及び四肢の筋肉を強直させる発作です。発作の発見時にチアノーゼ(唇や爪が青紫色)が見られることがあります。間代発作は、全身及び四肢の筋肉がガクガクとけいれんを起こす発作です。

その他の発作(半側間代発作・シルビウス発作)

上記のほかにも下記のような部分発作があります

発作 症状
半側間代発作 左あるいは右半身にけいれんがおこるものです。
シルビウス発作 寝入りや起きた直後に顔面や口周囲に見られるものです。
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