治療と薬
てんかんの治療には抗てんかん薬を用いるのが一般的です。約7割の方が薬物治療で発作をコントロールできるといわれています。てんかん薬のほかにも、てんかんの治療にはさまざまなことが行われます。以下に簡単にご紹介します。
てんかんの治療法
| 治療法 | 内容 |
| 薬による治療 | 抗てんかん薬(抗けいれん剤)を用います。ほとんどのてんかん患者には、この薬による治療が適用されます。抗てんかん薬は、脳の神経細胞の異常な興奮状態を安定させるはたらきがあるため、てんかんを抑えることが出来ます。基本的に薬は毎日服用することになります。薬の種類は発作のタイプによって異なります。薬を飲んでいる最中は、時々採決を行い、抗てんかん薬の血中濃度を測定し、発作がコントロールできているか、副作用がどうかなどをチェックします。 薬をやめてもよいタイミングとしては、良性てんかんで思春期になってから脳波異常が消えた場合、発作が完全に消えて脳波が正常になってから3年~5年たった場合、てんかんになる前の原因である病気が明らかにわかる場合などです。 例外を除いて、どのタイプのてんかんにも薬はあります。どの薬を使うかは医師の指示のもと、副作用などを考慮して決定してください。 |
| 手術 | 側頭葉てんかんの患者をはじめ、手術するための基準を満たしている一部の方に有効な治療法です。
抗てんかん薬に効果がないときや日常生活でけがをしやすい危険な発作があるときなどに検討する余地があります。手術の方法には、障害部位の焦点切除術(発作が起こる源を切除する方法)、脳梁離断術(左右の大脳をつなげている脳梁とよばれる神経線維の束を切る方法)、軟膜下皮質多切開、機能的半球切除術、迷走神経刺激療法(迷走神経に電極を設置し、前胸部皮下に刺激発生装置を埋め込み、間欠的に刺激を送る治療法)などがあります。手術の方法は、患者や病気の状態によって異なります。 ただ、外科手術は脳手術ですので、後遺症として手足が動かなくなったり、言語障害がでたりする危険性があります。そのため、手術は慎重に検討する必要があります。 近年の医学の進歩で後遺症もなく治療できるケースが増えているそうです。 |
| 自然療法 | ビタミンB群の欠乏がてんかんの原因と考える場合に、自然療法者によって行われます。成功例はほとんどありません。 |
| 針治療 | 針によって治療が行われます。こちらも証拠や成功例はほとんどありません。 |
| 食事療法 | 薬物療法にあまり効果がない患者に有効な場合があります。よく行われるのはケトン食療法という方法です。ケトン食事療法では高脂肪かつ非常な低炭水化物の食事をおこないます。しかし、こちらも成功例は少ないのが現状です。 |
| 睡眠療法 | 睡眠状態で治療が行われます。こちらも成功例はほとんどありません。 |
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抗てんかん薬(抗けいれん剤)を用います。ほとんどのてんかん患者には、この薬による治療が適用されます。抗てんかん薬は、脳の神経細胞の異常な興奮状態を安定させるはたらきがあるため、てんかんを抑えることが出来ます。
側頭葉てんかんの患者をはじめ、手術するための基準を満たしている一部の方に有効な治療法です。
抗てんかん薬に効果がないときや日常生活でけがをしやすい危険な発作があるときなどに検討する余地があります。
針によって治療が行われます。こちらも証拠や成功例はほとんどありません。






